これまでにも長年行方不明になっていた猫が飼い主と奇跡の再会を果たすという話題をお伝えしてきたが、このほどイギリスで12年間行方不明だった猫が無事に飼い主と再会した。猫は会った瞬間に喉を鳴らして喜んでいたという。『The Sun』『Metro』などが報じている。

ウェストヨークシャー州リーズ市モーリー在住のヴィッキー・スウェインソンさん(Vicky Swainson、31)が、12年間も行方不明だった愛猫と奇跡の再会を果たしたことで人々の心を温かくしている。

2008年のこと、19歳だったヴィッキーさんは当時3歳の雄の猫“グッチ(Gucci)”を飼っていた。この年に引っ越したのだが、グッチは新居に慣れないせいかヴィッキーさんが目を離した隙に窓から外へ飛び出して逃げてしまった。慌てたヴィッキーさんはすぐに探し回ったものの、グッチを見つけることができなかったという。

ヴィッキーさんは半年間、グッチを探すため自宅付近以外にも引っ越し前に住んでいた場所へ3キロほど歩いて通い、ポスターを作って町中に配るなどしてグッチを探したそうだ。しかし結局、ヴィッキーさんはグッチを見つけられないまま12年が経ってしまった。

ところが先月のこと、現在31歳になったヴィッキーさんのもとに、グッチを診察したという獣医から突然の連絡が入った。どうやら獣医はグッチに装着されていたマイクロチップの情報をもとに連絡してきたようだ。そして実際にその猫がグッチかどうかを確認するため、ヴィッキーさんは6月26日に獣医のもとを訪れた。

部屋に通されて目の前にいる猫が紛れもなくグッチだと確信したヴィッキーさんだったが、グッチヴィッキーさんに抱きついて喉をゴロゴロと鳴らし始めたという。こうしてグッチと12年ぶりの再会を果たすことができたヴィッキーさんは、このように振り返っている。

「連絡を受けてからすぐに向かったのですが、会った瞬間にグッチに間違いないと思いました。グッチはすぐに私に抱きついてきて喉を鳴らし始めたのです。私のことを覚えていたのでしょう。もう二度と会えないと思っていたのに、19歳の頃と同じようにグッチを抱っこできるなんて、なんだか夢のような瞬間でした。」

グッチは路上をさまよっていたようで、地元の女性が8か月間ほど餌を与えて世話をしていたそうだ。しかし最近になってグッチが痩せ細ってきたことから心配した女性が獣医に連絡して検査を受けることになり、その際にグッチマイクロチップに気付いた獣医がヴィッキーさんに連絡したという。

マイクロチップによって行方不明ペットと再会できたケースは多々あるが、オーストラリアシンガポールなどいくつかの国ではペットマイクロチップを義務付けている。日本でも2022年6月1日までにペットショップや犬猫繁殖業者等に対してマイクロチップ装着が義務化される予定のようだ。これにより捨てられたり行方不明になってしまう犬や猫が減っていくことが期待されている。

画像は『The Sun 2020年6月30日付「CAT REAPPURRS Woman stunned after being reunited with her missing cat Gucci – 12 YEARS after he vanished」(Credit: SWNS:South West News Service)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)





   

12年ってさすがに諦めちゃいそうだけど、ホントに良かった。

<このニュースへのネットの反応>

かわいい


他の家で飼われた時はエルメスだった?


オス猫って、飛び出しがちだよね。数か月帰ってこないとか普通。あ~、うちに出入りしていた猫も、家々で違う名前を持っていたなw


マイクロチップって重要なんだなあ


路上生活で12年生き延びるってすごくない…?


野良に捨てるアホが多すぎるからマイクロチップは是非とも義務化してほしいもんだ


15歳ってそこそこ手をかけたうちの享年なんだが…野良でそれはちょっとタフすぎない?


よかったよかった うちの子やせ細ってそのままさむぞらでなくなったから


野良猫にエサやる奴が絡んでる時点で全く美談には見えない。ほぼ野良猫状態だったんならどれだけ迷惑かけてきたんだろうな。これがどっかの誰かに拾われて飼い猫として暮らしてた、ならまったく違う印象なんだがな