人間界には、普段は温厚なのだが、車のハンドルを握らせると性格が豹変するタイプがいる。亀有公園前派出所勤務の本田さんのような人だ。
そして犬界には、ゲームをプレイさせると性格が荒ぶっちゃうタイプが存在したようだ。カナダ・オンタリオ州で暮らす犬は、iPadで犬用ゲームで遊ぶのが大好きなんだそうで、画面に向かうとおとなしかった姿が一変、強烈な連打連打で高橋名人まっしぐらなのである。
この犬はラブラドゥードルという犬種のメスで、従順で賢く、おとなしい性格から盲導犬やセラピー犬として活躍している。
彼女はiPadの犬用に開発されたアプリゲームで遊ぶのが大好きだ。そのゲームは画面上で動いているダルメシアン犬を押すと鳴き声が出るというもの。押した部分に自分の肉球の足跡が残るのもポイントだ。
飼い主がiPadをベッド上に置くと、さっそく遊び始める犬。その動きは激アツで、徹底的にダルメシアンをつぶしにかかっている。
最初におとなしくシレっと座っていた時とは別犬となって、連打、連打、そして連打ラッシュする犬。飼い主が「もう終わりよ」と声をかけてもやめたくなさそうだ。
犬にとってはこれがストレス解消効果にもなっているようだね。ウィーンの獣医大学の研究によると、人間に脳トレゲームが効果あるように、ペットの動物にもゲームは認知能力をあげ、老化防止に役立つそうだよ。
ちなみにこのiPadは8年物で、犬のゲーム遊び専用となっているそうだが、今まで一度も壊れたことはないそうだ。
うちの猫にもiPadで魚を追いかける猫用ゲームをやらせてみようと思ったんだけど、一瞥してどっかにいっちゃったから、ゲーム好きかどうかも個体差が大きいようだね。てかこの犬、人間だったらすごいゲーマーになってただろうな、アクション系の。
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