木下元都議に執行猶予付き有罪判決…反省の言葉も
- 東京都議会議員選挙の期間中などに無免許運転を繰り返し、道路交通法違反の罪に問われた元都議会議員の木下富美子被告(55)に対する判決公判が、午前10時から開かれた。東京地裁は、木下被告に、懲役10カ月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡した(求刑:懲役10カ月)。
起訴状などによると、木下被告は、2021年5月29日から都議選投開票日直前の7月2日にかけて、板橋区と新宿区で、合わせて7回、無免許で車を運転したとされる。7月2日の無免許運転の際、男女2人に軽傷を負わせて、そのまま逃走したとして書類送検されたが、ひき逃げ容疑については不起訴処分となった。
1月25日に行われた初公判で木下被告は起訴内容を認めたが、法廷では無免許で車を運転して、ポスターを貼り替えるなど、選挙活動をしていたことも明らかにされた。
木下被告は、被告人質問で、「選挙のプレッシャーが大きく、結果を出すため、様々な活動を行わなければならなかった」と述べた。そして「手伝いをしてくれる方の中には、運転をできる人が少なく、自ら(運転を)するしかなかった。今思えば、なぜしてしまったのか、他の手段がなかったのか後悔しています」と反省の言葉を口にした。
【日時】2022年02月15日 10:02
【ソース】FNNプライムオンライン